友達のヨガインストラクターの紹介で始めて、今もずっと続けている仕事がある
もう、7年以上になる
あの時紹介してもらったこと、ほんとに感謝している
コロナや闘病の時も、まず再開したのは
【高齢者施設の椅子ヨガ】
(エアリアルヨガインストラクターでシニアヨガインストラクターの私、
共通点、なさそう?かな?)
※ヨガインストラクターになった時に母が買ってくれたティンシャとタイのチェンマイにヨガ一人旅に行った時に買ったガネーシャの刺繍のポーチ
いつもレッスンに持ち歩いている
乳がんの治療中もウィッグをかぶり、1回30分の椅子ヨガの仕事に通った
マスクをしてフェイスシールドをして手袋をするという、コロナのための完全防備は、私の治療中で眉毛やまつ毛のない顔も、弱くなってボロボロになった爪も、隠してくれた
けど、、
やっぱり「生気」がなかったと思う
よく声をかけてくれていた方に何度も「元気か?」と聞かれた
(私の顔を見ないで)
ココロの中でそう言いながら、ソーシャルディスタンスの2mを守るふりして少し離れたところから、「はい、元気です」と答えるのが精一杯
その頃は、家族以外と至近距離で会話をすることがないということが、私の安全地帯だった
私自身が感じる身体の不自由さ
動かない右肩、上がらない右腕
体側も伸びず、捻れない上半身
体重は増え続け、代謝が悪いどころか泥水で身体がパンパンになっていくような感覚
でも、目の前のシニアの方々は、私のインストラクションを聞いて出来る範囲で身体を動かしてくれている
何よりも、毎回ちゃんと私を見てくれている
私を必要としている人がいる、そんな気持ちになった
だって、「待ってました!」と拍手をしてくれて、終わった時、拝んでくれる人まで(笑)いたんだから
それはいろんな意味で、ココロと身体の、私自身のリハビリだった
徐々に椅子ヨガレッスンの回数が増え、ある時期は月曜から土曜まで毎日レッスンをすることになった
私の中の、本来持っている「人と関わり伝えたい」という気持ちはなくなっていなかったんだと、あの頃の自分に頑張ったねと言いたい
先月の最終日、ある方が「挨拶」に来られて
「先生、私、ここを卒業するんです」
「この施設が出来た時からだから、もう6年半になります」
「先生のヨガ、ほらあの動き、『来た道をゆ~~くり戻って』のやつ、大好きでした、家でもやってたんですよ」
とおっしゃって、一緒に写真を撮ってくださいと
泣きそうになりました
いくつかの施設で行っている椅子ヨガだけど、その方が通っておられた施設は出来た当初から私もヨガを担当していて、他の仕事が忙しかった時期も、週に1回だけでもと続けていた仕事
コロナ禍で闘病中、この椅子ヨガの仕事に、救われた
私自身のリハビリだった
そんな私の椅子ヨガを大好きだと言ってくれる人がいて
ほんとに幸せ
ありがとうございました
またどこかでお会い出来ますように・・・
人との出会いも別れも
全てが変わらないことなど何ひとつなく
その時を大切にして執着せず・・・
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